茂木外務大臣イスラム今日断食月明けの祭日にコメント
◆NHKラジオ(0529)
○ワールドリポート
ロシアは新型コロナウイルスの感染者数は当初少なかったのに、しばらくして突然増加。
現在米国ブラジルに次いで3番目に感染者が多い国になってしまいました。
この状況のため4月から5月にかけて予定されていた2つの行事が中止になりました。
一つはプーチン大統領の任期を延長する憲法改正の国民投票、もう一つは第二次世界大戦の戦勝を記念する軍事パレードです。
憲法改正の国民投票は6月に、軍事パレードは7月に改めて開催される模様です。
○ワールドアイ
インドネシアの新型コロナウイルスの感染者と死者の数は、日本より少し多い程度。
インドネシアの人口が日本の2倍近いことを考えるとほぼ同じような状況ですね。
この時期インドネシアはイスラムのラマダン明けのレバランという正月と盆が一緒になったような祝祭の時期。
しかし、コロナの影響で大家族で祝うことができません。
ラマダンの時期には、イスラムの偉い人が、モスクに集まらずに家で静かにお祈りすることを推奨していたので、そこは混乱なく過ごしたみたいです。
伝統行事が思ったようにいかないというのも、難儀なことです。
だいたいコロナのせい。
なお、茂木外務大臣はこんなメッセージを出していました。5月23日の外務省報道発表より。
「イスラム教断食月明けの祭日に際し,日本国内及び世界中の全てのイスラム教徒の方々に対し,心よりお祝いを申し上げます。
またイスラム教徒の方々におかれては,断食月や断食月明けの祭日においても,新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて懸命に取り組まれていることに敬意を表します。
日本は,イスラム諸国との信頼関係を重視し,政治・安全保障,経済,文化といった様々な分野で関係を強化してきました。現在,新型コロナウイルス感染症の拡大という世界的な危機に直面していますが,日本は,イスラム教徒の皆様を含む国際社会と緊密に連携・協力し,必ずやこの困難に打ち勝ち,イスラム諸国との関係をより一層深めていきたいと考えています。
断食月明けの祭日に際して,イスラム教徒の友人達との連帯を表明するとともに,新型コロナウイルス感染症の一刻も早い収束と,皆様の健康と御多幸を祈念いたします。」
<5月23日,茂木敏充外務大臣は,イスラム教断食月(ラマダン)明け祭日に際して,イスラム諸国向けに以下のメッセージを発出しました。なお,このメッセージは,新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえ,本年は在京のイスラム外交団等を招待してのイフタール(イスラム暦断食月中に行われる日没後の食事)の開催を見送らざるを得なかったことを踏まえ,発出したものです。>
« 国家安全法の香港導入とプラハ事件 | トップページ | リュウグウとベンヌ »
コメント