「文字世界で読む文明論」(鈴木菫)
副題:比較人類史七つの視点
世界四大文明というのがありますが、それはそのまま世界四大文字世界
・ヒエログリフ世界(エジプト文明)
・楔形文字世界(メソポタミア文明)
・インダス文字世界(インダス文明)
・漢字世界(黄河文明)
に当たります。
現代はそれが
・ラテン文字圏(西欧キリスト教圏)
・ギリシア・キリル文字圏(東欧正教圏)
・アラビア文字圏(イスラム圏)
・梵字圏(南アジア・東南アジア・ヒンドゥー・仏教圏)
・漢字圏(東アジア・儒教・仏教圏)
の五大文字圏になっているとしています。
本書はそれぞれの文字世界、文字圏に分けて文化や社会の在り様を説明する、歴史文化の解説書あるいは一覧書の構成になっています。
比較文明論から世界と日本を見つめる形になっています。
なかなか面白い分類だと思いますし、地理歴史を整理するには良い本かと。
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