共産党と人権派の同質性
中国共産党が各国の左翼勢力を応援しているという話をよく聞きます。
その可能性を否定するものではありませんが、本質は別のところにあるのではないでしょうか。
中共も左翼も固有の正義を持っていて、その正義に従わない者を異端とし、決して許さないという頑固さがあります。
ですから、敵対する勢力が同じという場合は特に、陰に陽に手をつなぐことが戦略上自明とも言えるのです。
中共と同じ共産勢力や左派勢力が手を組みというのであればわかりやすいのですが、今見られるのは中共とは別の軸と思われる民主派や人権派と手を組んでいるように見えるところがわかりにくくなっています。
しかし、共産主義や民主主義という面では対立していても、各自の理想だけを正義として従わない者は許さないという鉄の掟を持つ者どうしという点では同じなのです。
こうした理想主義者ではない者にとって彼らは共に脅威となります。
そして正義を旗印に襲ってくるので、退けるには難しく、反発すれば正義の敵として名誉さえも奪いに来ます。
民族主義者、オタク、中共や左派に反対する知識人など、様々な人が沈められ世間から排除されてきました。
言葉狩り、PC、表現規制など、理想の正義のために人間の自由が奪われてきたのです。
そろそろどうにかせんといかん。
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◆NHKラジオ(8/6)
〇ワールドリポート
新型コロナウイルスの影響で外国人留学生が困っているという話題。
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正義って酒はアルコール度数が高い上に悪酔いしやすいのでしょう。
人類の歴史を振り返れば、正義の為に人を殺し、正義のために他人が大切にしてきたものを壊し、あげくに正義の解釈の些細な違いで仲間同士で殺し合う。
一番最悪な酒は、正義と宗教のカクテルでしょうね。正義が神のお墨付きを得た時、人は最も残虐になれる。
年号を覚える歴史ではなく、人がなにをしてきたのかを学ぶのが歴史なのですが、それが出来ない歴史の先生が多い。いや、親もか・・・
投稿: ヌマンタ | 2020年8月11日 (火) 11時35分
ヌマンタさん、こんにちは。
本当に正義と宗教は怖いですよね。
過去の歴史を見て笑う人もいるかもしれませんが、実際に目の前で起こってしまうと笑えないしできることが限られているとこに愕然とします。
投稿: しろぎつね | 2020年8月12日 (水) 17時12分