ヤマト雑感
宇宙戦艦ヤマト2205の公開日が10/8と発表されました。
コロナの影響で延期延期を強いられた業界の皆さんは大変でしたね。
さて、2199、2202、2205とシリーズが続いたわけですが、おそらく全部事情が異なるんでしょうね、特に2199と2202とは設定が生かされていないとの声がたくさんあったようです。
まず2199は初代ヤマトを最新科学に基づいて定義しなおすという野心がありました。科学考証はファンの心をつかんだことは間違いないです。
一方で、出渕監督には続編を作らないという野心があったと聞き、初代ヤマト以外の設定をふんだんに詰め込んできています。次元潜航艇(III)、ガトランティス(さらば)、波動砲による逆進(2)、北野の登場(新たなる)、古代守の死(永遠に)、アケーリアス文明(完結編)などなど。とどめに、波動砲の封印まで入れてしまいました。
ところが続編は作られます。人気と制作の野心があったんですね。出渕監督はもう降板しています。波動砲もどうにかして復帰させる必要があります。さらにオーダーとして、古代と雪の特攻と続編につながるようなラストという超難問があったと聞きます。
もともとさらば(あるいは2も)は設定が難しかった(初代よりトンデモ度が上がる)ということに加え、新スタッフが科学考察よりもトンデモ重視を考えていたようで、科学考証の担当者とスタッフで意見が一致しなかったという話もあったそうです。
ただ、デスラーの掘り下げは評価されました。デスラーの子供時代から現在まで、ガミラスの寿命問題と、イスカンダルを利用しようとする勢力からスターシャを守ろうとするデスラーの心が明らかになり、山寺宏一ボイスも相まってデスラーファンはさらに増えたことでしょう。
ともあれ2202は製作され公開されました。2199のファンの中からの少なからぬ罵倒と、2202からの新たなファンの獲得で幕を下ろしました。
そして2205が始まります。
波動砲封印は2202で解除されましたが、当事者であるスターシャはまだイスカンダルにいます。
次元断層は2202の中で解決しましたが、2205ではこれがトラウマとなって古代と森雪を縛ることは、波動砲の再使用以上に明確に予想されます。スタッフはなんでみんな古代や雪に冷たいんでしょう。
・古代とデスラーのダブル主演
スタッフが言う古代とデスラーのダブル主演。メインキービジュアルにデスラーを持ってくることからも本気でしょう。
ガミラス本星の寿命が尽きるまでにガミラス民族の移住先を見つけるべく奔走するデスラー。そして天の川銀河で見出した星は、強大な星間国家の領域内。ガミラスと地球の間には安全保障条約があることから地球は否応なく巻き込まれて行きます。
古代は、次元断層と引き換えに現世に戻ってきたことから、心に重いものを抱えたままです。もう可哀想ですよね。
・ボラー連邦
ここでボラー連邦が来ます。ガミラスとの紛争になるのはボラー連邦相手のようです。ただ、ボラー連邦以外の勢力が出てくるかもしれません。IIIの要素が主となると思いますが、新たなる、永遠にの暗黒星団帝国の要素もどこかで入るでしょう。
・ヤマト
ヤマトの新艦長は古代のようです。そういえば死んで二佐(中佐)に特進していたのでした。真田さんも艦長服を着ています。そして森雪も艦長服を着ていますが藤堂早紀と同じ白系です。雪も特進で二佐でしたね。
メカニックにヤマトの他、補給母艦アスカ、戦闘空母ヒュウガとあるので、アスカとヒュウガが雪と真田の乗艦なのかなと想定されます。
島はどうした、という声がありましたが特報ではこれまでと同じ航海科の服装でした。古代や雪と違って特進してないですからね。今回もヤマトの航海長として乗艦するんでしょうね。新見さんは真田さんポジション、おそらく森雪ポジションはそのまま西条かな。新キャラもいますしね。
・ガミラス
旧作と違うのはバーガーが生き残っているところ。ドメル後継として動けるのは大きいか。
あとヤーブ(笑)
・音楽
特報で聞く限り、旧新たなる旅立ちのものですね。
永遠にの音楽もとっても好きなのですが、これは前編でも聞けるのか、後編まで待つのか。
あと4ヶ月。
かなり楽しみです。
コメント