2022年6月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のトラックバック

« 梅雨 | トップページ | 『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』前章 –TAKE OFF- 情報解禁 »

2021年6月13日 (日)

「寺田寅彦」(小山慶太)

 寺田寅彦は明治から昭和にかけて活躍した日本の物理学者です。
 その物理学というのは独特で、「尺八の音響学的研究」で博士号を取得したようにちょっと変わっていて、後世に寺田物理学と言われるようになります。
 寺田寅彦は随筆や俳句でも有名です。

 寺田寅彦は高校生の時夏目漱石と出会い、生涯の師弟関係になります。
 漱石は文系、寅彦は理系と分野は違いますがとても仲が良かったようです。
 「吾輩は猫である」の寒月先生のモデルが寺田寅彦ではないかという話はよく聞きますね。

 もう一人寺田寅彦に影響を与えたのがイギリスの貴族で物理学者のレイリー卿です。
 寺田寅彦もレイリー卿も古典物理学に没頭しましたが、寅彦の時代は既に現代物理学が進んでいました。
 寅彦は一時期だけX線の研究を行って学士院賞を受賞しましたが、その後現代物理学に戻ることはありませんでした。

 小山先生は漱石に関する本が多いですが、弟子の寅彦のことも丁寧に書いています。
 寅彦が生きた19世紀末から20世紀前半は、古典物理学の限界がわかって来ていて現代物理学にシフトしていく時代でした。
 その時代の流れについても丁寧に描かれています。
 寺田寅彦を知る本として、是非読んで欲しいものです。

« 梅雨 | トップページ | 『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』前章 –TAKE OFF- 情報解禁 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 梅雨 | トップページ | 『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』前章 –TAKE OFF- 情報解禁 »

今日の月齢

無料ブログはココログ

その他

  • 記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
    Copyright (C) 2010 - 2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.