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2021年9月12日 (日)

「自閉症は津軽弁を話さない リターンズ」(松本敏治)

~コミュニケーションを育む情報の獲得・共有のメカニズム

 前著「自閉症は津軽弁を話さない」で、自閉症の子は津軽弁をしゃべらない、いやそんなはずはないという夫婦喧嘩から始まったシリーズの第2弾。
 自閉スペクトラム症(ASD)と定型(TD)とで傾向が異なるのは社会的関係と心理的関係のよるものではないかということが挙げられています。相手が目上とか公的な場面ではASDもTDも共通語や丁寧な言葉を使います。ところが友達などの対等な関係のときASDとTDの間で方言、共通語の言葉遣いの差がみられるというのです。親しくなったらため口というのが苦手のようです。
 言語以外でも社会ルールへの対応に差がみられるようです。明示的ルール、暗黙的ルール、オリジナルルールとありますが、明示的ルールではASDもTDも変わりません。ところが暗黙的ルールについてはASDは苦手な傾向があります。それに代わってASDはオリジナルルールで対応することが多い、オリジナルルールを明示的ルールに優先すると社会的に適応しにくくなります。暗黙的ルール(ASDの人にはわかりにくい)と競合した場合、わがまま、自分勝手、つきあいにくいということになりそうです。
 著者と協力者の方々のASDについての考察はすごいなと思いながら、社会的関係、心理的関係、明示的ルール、暗黙的ルール、オリジナルルールのことを考えると、ASDとTDのこそスペクトラムがあるのではないかという考えが頭をよぎります。
 興味深い内容なので、できれば前著と合わせて読んだ方がより面白いと思います。

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