学者と政治
先日ラジオを聴いていたら、ナポレオン時代のフランスのことを言っていました。
数学や物理学で有名なフーリエ(1768-1830)はエジプト遠征中に行政手腕や外交手腕を発揮していたことから、ナポレオンにイゼール県知事に任命されました。更にそこで功績を上げたことから男爵位を叙されました。
一方、数学者、物理学者、天文学者でこれも有名なラプラス(1749-1827)。ラプラスはナポレオンに内務大臣として登用されましたが、枝葉末節に拘ることが災いしてわずか6週間で罷免(人気取りのために登用しただけで短期間で辞めさせられたなど諸説あり)。なお貴族院議員の方は続きました。
こういう学者さんは頭がいいのだから政治とかもある程度いけると思いますが、政治向きか否かは本人の性格もあると思います。学者のような頭の人は政治ができないとか、学者だから政治もできるだろうとか本人の資質を無視した決めつけはいけませんね。
そもそも政治向きの人ってどれだけの割合がいるんでしょう。
テレビで専門とあまり関係ない学者さんや識者が叫んでいるのを見て疑問に思ったりする今日この頃です。
本日は以上です。
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