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2022年4月15日 (金)

正社員は既得権益かという話題から

 日本維新の会、T氏、その他多くの人が「正社員は既得権益」だ論を展開しています。
 正社員が解雇できないから人件費が下がらないとか、正社員をなくせばその分非正規雇用の人の待遇が良くなるはずだと、そういう方向の議論となっています。
 該当する観点からはそうなんでしょう。

 さて、これで考えたのは正社員も非正規社員と同じように労働力のコマとして取り扱いたいという経営側の視点であり、正社員自体に価値はないという意見です。これはどこかで見たことがあると思ったら、マルクス~共産党の視点でした。労働者を単位として取り扱い、共産党が適切に配置すれば経営者はいらないというあの思想です。あるいは中世のように全ての領民は教会や国王領主の指導下にあり、これも労働力というコマとして取り扱うということです。共産党も教会も、人間はコマであって計測可能なパラメーターを持ったNPCのような存在で、レアカードやスーパーレアカードを集めれば勝てるというゲーム的発想のように思われます。

 共産党が発展したのは、資本主義がかなり行き詰っていて議論としては労働者が搾取されているという発想の時代でした。宗教が発展したときも荒廃した社会で人々が守られるものもなく搾取されている状況が続いていた時代だからということがあります。労働者も迷える子羊も守られる弱きもの、党員や信者というカードで考えられていたと思います。

 ところが共産社会も宗教社会も中世的な停滞はあったもののそれ以上の発展はしませんでした。発展はむしろ反共産社会、反宗教社会の側からのものでした。共産社会や宗教社会では党員や信者はいますが、発明をする正社員的な人はいませんし、またそういうことが許される雰囲気でもありません。資本主義と書かずに反共産主義と書いたのは、資本主義でも停滞した組織では発明が生まれなくなるからです。このブログでは、正社員とは発明をする可能性のあるもの、と定義します。また、発明とは特許的なものの他新しい方法論なども含みます。

 正社員が既得権益という考えであって、正社員が不要ということであれば会社は発明をどこでするのか。会社自身がしなくてはなりません。会社はどうやって発明をするのか。経営者自身が発明をするということもあるでしょう。では非正規雇用の人は発明するのでしょうか。果たして自分のものにならないとわかっていて発明をするのでしょうか。大学などであれば、発明は大学のものとなる場合もありますが、だれだれ先生が発明したということになりますし、学会や論文などで業績が認められます。しかし企業の場合は企業が発明したことになります。企業はレアカード社員を低コストで欲しがるようになります。あるいは金持ち企業はスーパーレアカード社員を買い占めます。

 そういう社会で発展ってできるのでしょうか?
 よくわからなくなってきたので、今日はここまでとしたいと思います。

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