邦画はねえ
この前岡田斗司夫氏が動画配信で、邦画は訳者の演技がどうにも受け入れられない、ということを述べていまして、ああ映画をよく見に行く私が邦画にはなかなか手が出ないのはそういうことだっのかと改めて感じたものでした。鋼の錬金術師など見に行きましたが、作り手や役者さんの原作へのリスペクトの思いは伝わってくるのですが、いかんせん演技がちょっと。日本の俳優だから仕方がないかなあと、そんな思いでおります。
上手な人もいるんですけどね。
岡田氏は俳優が演技をし過ぎるということを懸念していました。
そんな中、シン・ゴジラはフレームワークの妙で俳優に無駄な演技をさせないことができたため、俳優の演技の優劣を目立たせないことに成功している旨の感想を述べていました。なるほどと。その分、長尺の演技が必要だった石原さとみが責められていたけどあれは石原は悪くない、他と同じレベルだったが目立ってしまったのが不幸だったと。
この他に日本の俳優が責められる事例として長編アニメの声優に抜擢される場合があげられます。アニメの内容とレベル差が出てきてしまう俳優を何故使うのかと議論が沸騰することがありますが、俳優が声優をすること自体には問題はないと思います。上手な俳優さんはたくさんいますし。じっくり考えて、長編アニメで役を疑問視された俳優さん、邦画ではどうですか、上手いですか。そういうことです。
洋画を見ていると、文化的な違いで見落としがあるとは思いますが、俳優さんうまいんですよね。
テレビドラマや邦画をたまに見ますが、ちょっと困ってしまいます。
韓国ドラマとかごり押しが酷いという主張をする人を見ますが、じゃあ国内ドラマのレベルはどうなのよとちょっと悲しい思いになります。
関連するかはわかりませんが、邦画の監督のパワハラが話題になっています。人権侵害は問題ですが、俳優のレベルが問題なのであれば、どちらも支持できないなという気持ちになったりします。
アニメでも邦画でも良いものは良いですし、ちょっと見るのに大変なアニメもありますが、邦画で見に行こう、俳優が上手な人がたくさんいた、というのはここ十年以上ありません。アニメでもないことはないのですが、邦画だと俳優が内容とずれて見えるのです。岡田氏はコスプレと言っていましたが、銀幕で演劇をされても映画の中身に入っていけないのです。
邦画は嫌いじゃないんですが、何とかなりませんかね。
動画配信でも初音ミクの千本桜、10年以上みんなに製作されていて現在はこのレベルです。
俳優さんがAIに役割を食われるという心配をする人がいますが、そもそものレベルを少し認識して欲しいものです。
そろそろ書きすぎましたので、本日はここまでにしたいと思います。
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