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2022年8月 9日 (火)

月の音色 第213回

 昨日月曜日は「大原さやか朗読ラジオ 月の音色~radio for your pleasure tomorrow~」の第213回配信でした。

 https://www.onsen.ag/program/tsukinone/

 今回の朗読先品は野坂昭如「ソルジャーズ・ファミリー」。
 野坂さんの戦争文学は少しユーモアがあって切ないですね。

*****

 今回も過去の読まれなかった作品を。
 2020年12月投稿分です。

「時間のつぼみ」

ここは空の上。
「ああ、困ったのう」
白髪の老人が溜息をついています。
「どうしたんですか、神様」
「おお、イノシシか。お主も知ってのとおりその年の干支の者は次の年の者に時間のつぼみを渡さなくてはならん。去年はお主からネズミに渡しただろう」
「はい」
「今年はネズミからウシに渡さねばならんのだが、ネズミがどこにもおらんのだ

もう師走だというのに今年の干支がいません。
「みんなで探そう」

しかしどこにも見つかりません。

「あいつ小さいからなあ」
腕組みをして考えていたトラがふとウシの方を見ました。
「前にも見たような気がするんだ」
トラはウシの背中を探し始めました。ウシの背中は広かったので大変時間がかかりましたがやっとネズミを見つけました。みんなほっとしましたが、なぜネズミは隠れていたのでしょう。
「だって今年は地上は大変なことになってて怖くて隠れてたの。少しでも良くなったら出てこようと思ったんだけど」
(おしまい)

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