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2022年10月 1日 (土)

今のマスコミとは何か

 マスコミは弱いもの少ないものが好きで、強いもの多いものが嫌い。
 マスコミは正義の味方になりたい。
 一般国民を指導したい。
 そしてマスコミは理論ではなく論理を飛躍することで自分を正当化する。

 幕末、外国人は強くて日本人を騙す存在としてマスコミは大いに責め立てた。
 日露戦争後、賠償金が取れなかったということで弱い日本を顕現した(ように見えた)日本政府を責め立て、日比谷焼き討ち事件に発展した。
 五一五事件では、強くて国のために動かない(と見えた)日本政府の高官が暗殺されたが、暗殺した少数の青年将校こそが正義だとして除名嘆願運動に発展した。

 戦後になりマスコミは再び暴走する。
 少数の在日外国人が正義だとして、罪を犯した人でも許す、許さない多数の一般国民こそが悪だと運動した。
 過激な運動家の主張を少数の弱者の声だと擁護し、一般国民の声を多数で強者だからとはねつけるようになった。
 日本文化の様々な部分に異議を唱える人びとを少数の正義の声とし、日本文化を守ろうとする人は多数派で強者だから譲らなければならないと論陣を張った。

 既にマスコミは、一般国民を多数で強者として常に弾劾の対象とし、一方で少数で弱者とマスコミが見做す事例を正義として取り扱うようになった。
 マスコミに従順な国民は正義の人となり、マスコミに逆らう人は悪の人となった。
 ここにマスコミ民主主義が顕現したのである。

 一旦マスコミに悪と断じられると、その人は社会的に抹殺され、暗殺される人さえ出てきた。

 果たしてこれが正義の世界だろうか。
 一般国民はマスコミに飼われる存在なのだろうか。

 いや違う。
 マスコミの正義が正義である時代は、そんなに長くないだろう。

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