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2023年12月26日 (火)

「ザイム真理教」(森永卓郎)

 今や巷間で言われるようになったザイム真理教。
 経済アナリストの森永卓郎さんがザイム真理教について書いた本です。
 卓郎さんは良く変なことを言って息子の経済アナリスト森永康平さんがコールセンターになっているようですが、今回は康平さんも応援しているようです。
 そんなカルトとも評されるザイム真理教はどんなことをしているか。
 けっこう大変なことをしています。
 以下、本書の要点をとめどなく書いてきます。

・インフレに火が付くと抑えられないというのがザイム真理教の教義だが、普通の先進国であれば中央銀行が利上げをすればどうにかなるし、実際に欧米ではインフレが収まりつつある。
・中央銀行が債務超過に陥ったら破綻するとザイム真理教は言うが、実際に債務超過に陥ったオーストラリア中央銀行は破綻しなかった。

 そしてザイム真理教の悪影響は次のとおり。
・消費税を5%に引き上げてから日本の実質賃金は低下した。ザイム真理教は他の理由をあげるが・・・おかげで、日本は今や実質的にほぼ無借金の状況にある。良かったねザイム真理教。
・1995年に世界のGDPの18%を占めていた日本が、今や6%。賃金は主要国中で最高に近かったのに今や最下位。
・ザイム真理教は、国民の税負担率が高いのに、教育にかける予算はOECDの最低レベル。
・2010年に四公六民だった国民負担率は、今や五公五民。江戸の末期的状況並みの酷さ。

 百姓と菜種は絞れば絞れるほど取れる。
 江戸時代の代官の言葉が財務官僚に重なります。
 国家公務員はかなり優遇されているのにね。

 政治家がザイム真理教に勝てない理由は以下のとおり。
・財務省は国税局を使って国会議員の脱税捜査を行わせることができる。
・財務省は森友問題を使って安倍元首相に増税緊縮予算を迫った。

 財務省を辛辣に批判している評論家の一人は確定申告で1円も経費を計上しないという。
 国税が怖いからです。

 マスコミは以下の体たらく。
・大手新聞社は政府からいい国有地を格安でもらっている。
・新聞は軽減税率を適用されいい目を見ている。
・あと財務省のレクチャーがないと難しい記事は書けない。
 
 ザイム真理教はサポーターの大手新聞社と富裕層、親衛隊の国税庁に支えられています。

 こんな感じですが、卓郎さんが原稿を大手出版社に持ち込んでも見向きもされなかったというのは、これを見ると良くわかります。出さないわ。
 この顛末は息子の康平さんも証言しています。
 卓郎さんの本でいっぱい儲けたのに、困った出版社たちですね。

 この他、ザイム真理教の気に入らないコメンテーターは、無害なアイドルやアイドルっぽい人に置換されていったみたいです。
 だからテレビがつまらなくなって視聴率が落ちたのですが、それは知ったことではないです。
 なお、卓郎さんはザイム真理教の邪魔になったんじゃなくて、いい加減なことを言うからじゃないかなと思います。康平さんもそう言ってるよ。

 なかなか癖のある本ですが、一読する価値はあると思います。
 ぜひ購入して読んでみてください。

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