「何をしなくとも勝手に復活する日本経済」(上念司)
題名で全て主張が終わってしまっているのですが、面白い本です。
何もしなくとも、というのは日銀が今の姿勢を続けて、政府が経済成長を邪魔しないということを言っているので、どちらかと言うと余計なことをするな、マスコミはいい加減なことを書くな、というのが裏にありますよね。
歴史的には1900年からデフレ、1940年からインフレ、1980年からまたデフレになりました。
今回2020年からそろそろデフレを脱却してインフレになりそうな感じです。
ただ今利上げをするとデフレに戻ってしまう危険性があるので、日銀は慎重にタイミングを計っているわけです。
日経新聞などが利上げをうるさく言っているのがかなり騒音ですが、植田日銀総裁は淡々としているのでたぶん大丈夫でしょう。
まあ、内容はいつも上念さんがラジオやインターネットで言っていることなのですが、コラム的な内容が面白いものもあるので、読んでみても面白いでしょう。
« ソロモンよ、私は帰ってきた | トップページ | YouTubeアップしました »
コメント