大人が小学生になる
今や大学進学率は5割を超え、たくさんの人が大卒として社内に出ている。
しかし、大学を出ても専門以外の知識は忘れてしまう。
社会に出て10年もすれば10代の頃に学んだことは学びなおさないと出てこない。
大人になって学習が必要なのは、新しい知識もだが今までの基礎の確認がいるということでもある。
読書量が減っていたり、テレビや新聞が中学生でもわかるようにと編集されていたり、なんだか世の中がつまらない。
みな専門外の事は小学生並みで、専門家を呼べば小学生級の説明でお茶を濁す。
パネル討論も小学生のケンカ、バラエティー番組もドラマも小学生が喜ぶようなもの、表示される文字も小学生が読める漢字の水準。
新聞、雑誌もかなり小学生の水準。
最初は面白がられていても、この水準ではすぐに飽きられてしまうのは自明である。
これが大人が小学生になる時代の様子である。
一方で、恵まれた環境で育ち教養知識とも豊富で、上から動かすタイプの人たちもいる。
たいしたものだって?
注意すべきは、そういう人たちは精神が小学生に戻っている場合があるということ。
世界を動かす小学生。
なんか怖い。
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