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2023年2月 3日 (金)

「経済で読み解く豊臣秀吉」(上念司)

~東アジアの貿易メカニズムを「貨幣制度」から検証する

 豊臣秀吉の時代を経済の観点から述べた本になります。
 室町末期から織豊時代の貨幣制度や東アジアの貿易メカニズムについて解説していきます。
 秀吉といえば太閤検地ですが、これは石高の見える化というもので、属人的属地的な感覚だった年貢をデジタル化することで領地の取替をしやすくして豊臣政権の強化につなげるという、脱室町なことをやっていたんですね。
 また、信長も秀吉もヨーロッパのアジア侵攻には神経を尖らせていたようで、最終的にはキリシタンを使った日本侵攻を退けることになります。
 ただ、ヨーロッパに対抗するためには海路マニラ方面を衝いて海上制圧を行うべきだったのですが、水軍(海軍)より陸軍を重視した結果、明、朝鮮方面を攻めてしまったのは失策だったのでしょう。
 また信長が進めていた貨幣経済から米経済へ転換してしまったのは、貨幣流通の問題があったとはいえその後の江戸時代を縛ることになってしまい、経済成長を押さえつけることになってしまって惜しかったですね。
 そんな感じでなかなか面白い本でした。

2022年12月 9日 (金)

「史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち」(飲茶)

 何とも面白い哲学解説の本です。
 哲学を説明するのに「バキ」を持ち出すというのは何とも新世代らしい感じがします。
 この本は東洋哲学を語っていて、インドでは釈迦、チャイナでは孔子、日本では親鸞などさまざまな有名な人物をもとに話を進めていきます。
 いやはや面白い、テンポよく読めます。
 西洋哲学は論理で進んで行きますが、東洋哲学は論理ではなくもっとこう遡った悟りみたいなところをゴールにするので言語で伝えるのがとても難しいのです。
 哲学の物語というよりバトルもののライトノベルを読んでいる感じになりますが、それでいて東洋哲学の先人たちが何を考え何に苦労していたかが伝わってきます。
 本書の中にある「東へ」の文字が、バトルでいいところまで行きながら地位を失い再戦の地を目指して新天地へ向かう武闘家を彷彿とさせ、無駄に熱い想いを掻き立てているようです。
 これは半分ライトノベルですね(褒め言葉)。

2022年11月24日 (木)

「リアデイルの大地にて」(Ceez)

 ふとしたことから手に入れたライトノベルの本です。
 昔小説家になろうで連載されていたこと、わりと最近書籍化され、2022年にアニメ化されたということは知っていましたが、何故か手を出していませんでした。
 物語は病院にずっと入院していた少女が目が覚めると、そこは自分が長時間遊んでいたゲームの中の世界で、しかも最後にプレイした時点から200年が経ってたというものです。
 戸惑いながら現実化したゲーム世界で生きていく、それを面白おかしく時にシャープに描いています。
 入院中ずっとプレイしていたのでトップレベルのプレイヤーになっていたとか、不慮の事故でゲーム世界に転生してしまったとか、この小説は異世界転生が流行する前の古い作品なので、リアデイルが先発組とされているみたいです。SAOとか無職転生よりも先輩のようですね。
 少女が無双する物語はスレイヤーズに近いものがあります。
 小説のついでにアニメも見ましたがなかなか良い感じに作り込まれていてわりと好みでした。
 こういう感じのライトノベルも良いですね。

2022年11月20日 (日)

「論破力より伝達力」(上念司)

~人を動かす、最強の話法

 経済評論家の上念司氏の最近の著書です。
 言葉だけで人を動かすことはできませんよ、伝え方が大事ですよという内容です。
 大判の本ですが、軽快な語り口で書いてあるのですぐに読めてしまいます。
 どちらかというと、物事を進めるために最低限なぞっておくべきことをまとめたものですね。
 基本が主で応用は各自で考えてくださいねという感じなので、整理のために読み返すような本といった感じでしょうか。

 なお帯にはYouTubeチャンネル登録者数48万人とありますが、この記事を書いた時点では50万人を突破しています。
 おめでとうございます。

上念司チャンネル ニュースの虎側
https://www.youtube.com/channel/UC6ylTkexHwwJo_22V35lx0A

2022年9月12日 (月)

「江戸幕府の北方防衛」(中村恵子)

 本書では北海道が室町時代から開拓が始まり、江戸時代に入ると松前藩を通じてアイヌと和人が共同で北海道を経営していたことが語られます。先史時代にもいろいろな遺跡や遺物があり本土と密な関係があったことがうかがわれます。北海道の歴史は大変なものであり、特に幕末の北方防衛、経営については各藩が大変な苦労をしたことが語られます。
 そんな北海道は黒船のずっと前、19世紀初頭から既にロシアの侵略を受けています。軍事力だけではなく、アイヌを懐柔して赤蝦夷(ロシア)になびかせて日本の影響力を削ぐ方法も使われていました。さすがおそロシア。
 ソ連は終戦時も中立条約を破って千島樺太方面に侵略、あわや北海道まで侵略される前になんとか終わらせましたが、千島樺太は占領されたままです。
 そんな北海道ですが、21世紀の今、ソフト戦略が展開されています。北海道内で江戸時代は松前藩の名前はなくアイヌの時代とされてしまっています。和人の歴史は無視されています。教科書でも江戸時代の北海道はアイヌのものとされているようです。松前藩どこ行った。著者が北海道庁や文部省に抗議をしてもろくな返事はないそうです。
 さらに日本ハムが《北海道は開拓者の大地だ》という広告を出すと、アイヌ協会がこれに反対したという。
 C国は北海道の土地をたくさん購入しているというし、プーチンはアイヌはロシアの先住民族だという。ロシアは北海道もロシアに組み込もうとしている。
 江戸時代末期に北方の幕府が苦労して防衛した北海道。その歴史を書いた本です。
 一度読んでみることをお薦めします。

2022年9月 3日 (土)

「官僚と新聞・テレビが伝えない じつは完全復活している日本経済」(上念司)

 上念さんは様々なところで活躍していますが、YouTubeの動画サイトでも有名です。

※上念司チャンネル ニュースの虎側
https://www.youtube.com/channel/UC6ylTkexHwwJo_22V35lx0A

 2019年に出版された本書は、マスコミの裏側と反安倍運動の策動についていろいろ書かれています。
 最後に上念さんが心配していたのは、安倍さんがテロや社会的排除の対象になるのではということでしたが、残念ながら安倍さんは2022年7月に暗殺されてしまいました。
 これだけは当たって欲しくなかったのだとは思います。
 今更ながらに安倍さんを失った悲しみと、今後の暗澹を思うとやりきれません。

2022年8月10日 (水)

「明治史講義 【グローバル研究篇】」(瀧井一博 編)

 この本は『明治史講義』シリーズの第三弾ということで、明治維新の時代の日本に関する世界的な視野からの論文集となっています。
 オスマン・トルコ、台湾、フランス、中華人民共和国、エジプト、タイ、英国、あるいは外国から見た明治日本が語られます。
 明治維新は日本でも盛んに研究されていますが、国際的にも注目を浴びるイベントだったようで海外でも研究されているみたいです。
 シリーズの途中から読んだ本ですが、なかなか面白かったです。

2022年7月27日 (水)

「歴史とは靴である 17歳の特別教室」(磯田道史)

 この本は、2019年に鎌倉女学院高等学校での磯田先生の特別授業をまとめたものです。
 磯田先生の自分史とか歴史に対する考え方とか、講義調の文体が新鮮です。
 磯田先生が好きな人は、新書以外にこういう本もいいのではないでしょうか。
 けっこう早く読めます。

2022年7月16日 (土)

「昔話の扉をひらこう」(小澤俊夫)

 昔話というのは文章で読むよりも言葉音声で聞く方が心に刻まれるのでしょう。
 朗読を聞くときと本で読むときと印象が違う感じがしますが、やはり意味があったのですね。
 日本と西洋の昔話も載っていますの。
 著者の小澤さんは、音楽家の小澤征爾さんのお兄さんだそうで。
 昔話に対する目が大変暖かくなる本でした。

2022年6月12日 (日)

「事例で学ぶサブスクリプション」(小宮紳一)

 サブスクリプションというとNetflixなどの映像から家具、化粧品や食品のサービスまで様々なものが存在します。
 サブスクリプションの仕組みや各社がどのような取り組みをしているかを事例を多く取り上げながら簡潔に整理しています。
 サブスクリプションについての理解を適度にまとめて得られることができる本書は、なかなかよい入門書だと思います。

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