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2024年10月30日 (水)

「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインXIV - インビテーション・フロム・ビービー -」(時雨沢恵一)

 ソードアート・オンラインのスピンオフ小説で14巻目、前の巻からの続きになります。
 MMTMのデヴィッドがビービーから招待状をもらいます。
 ゲームに勝てばリアルで会える。
 デヴィッドをビービーに会わせるため、MMTM、LPFMたち、SHINCの3チーム18人がビービーのゲームに挑みます。
 フカ次郎の宿敵ビービーに勝つことができるか。
 そしてデヴィッドたちはビービーに会うことができるのか。
 いつもながらのガンアクションストーリーで、スリリングな展開が楽しめます。
 そして、読み進めていくとこの小説はSAOシリーズなのだということがあらためてわかります。

 14巻の発売とアニメ2期の開始が同じ月なのがなかなか。
 あと、時雨沢恵一と渋沢栄一、確かに似てるね。

2024年10月15日 (火)

「竜の姫ブリュンヒルド」(東崎惟子)

 その王国は神竜によって守られている。
 神竜に仕える竜の巫女ブリュンヒルドは、ある日神竜の真実を知ることになる。
 神竜とブリュンヒルドの伝説をかけた戦いが、静かにそして激しく始まっていく。
 という感じのファンタジー小説です。
 前作の竜殺しのブリュンヒルドとの関係が気になりますが、それは読み終えてからのお楽しみ。
 従者の描き方に苦労したのだろうなと思いますが、心に傷を負いながら立ち上がるファンタジー。
 かっこいいですが切ないですね。
 前作を読んでから本作を読むことをお薦めします。

2024年10月 5日 (土)

「竜殺しのブリュンヒルド」(東崎惟子)

 竜が守る島に一人の女の子が流れ着きます。
 その女の子が成長したある日、竜と島は滅ぼされます。
 そして竜を倒したのは少女の父親だったのです。
 こんな感じで粛々と話が進んでいくのですが、そこに流れている激情が巧妙に隠されていて、音楽で言うと曲はバラードやフォークソングだけど歌詞はロックやヘビメタという感じです。
 余計わかりにくいか・・・
 少女と父親の行方はどうなるか、意外な展開が続きますが後から見ると良くつながっていて驚かされます。
 それぞれの登場人物が感情を越えて、正義や悪を通り越して突き進んでいく様子はすさまじいとも言えます。
 ハッピーエンドではなく、かといってバットエンドでもなく、自分が抗したかったのだという想い。
 誰も救われない悲劇ともいえるものがたりだけど、この一本通っているところは悲しさの中に調ったものがあるようで嫌いじゃないです。
 第28回電撃小説大賞銀賞作品ということで、本屋で見た時に気になっていたのだけれとその時何故買わなかったかなあ。
 少女星間漂流記で東崎惟子作品を見たあと、あらためて読んで思いました。
 なかなか好みが分かれるかもしれませんが、おすすめの一冊です。

2024年9月24日 (火)

「りゅうおうのおしごと! 19」(白鳥士郎)

 18巻での発売は2023年7月で、九頭竜八一が親友で同い年の神鍋歩夢に帝位戦で負けて初の失冠でした。
 一方、現実世界では2024年6月、叡王戦で藤井総太八冠が同い年の伊藤匠七段に負けて初の失冠をしています。
 現実世界にいつも負けそうになる作家。
 もう運命だよね。

 本巻は熱い将棋が続きます。
 あいちゃん、天ちゃん、そして銀子ちゃんの願い。
 そして今まで登場してきた女性陣の思いが出てきます。
 そんな女性陣の影響を受けた八一が将棋を人間の手に取り戻そうと奮戦します。

 これまで八一を囲んでいたヒロインが、将棋星人の世界に一石を投じようとしている。
 女性陣みんな少年漫画の登場人物みたいで心が燃えているのがすごい。
 次の20巻が最後ですが、さてどのような結末を迎えるのでしょうか。

 先生、現実に負けても頑張るんだ!

2024年9月22日 (日)

「国力研究」(高市早苗)

~日本列島を、強く豊かに。

 高市早苗国会議員・大臣と各分野の専門家による勉強会のまとめのような本です。
 外交力、情報力、防衛力、経済力、技術力、人材力などについて語られていますが、かつての日本の優位さはだいぶ過去のものになってしまい、もっと頑張らなければ世界に置いていかれるという危機感と回復への気運が示されています。
 外交力については山上前駐豪大使、垂前中国大使が、情報力については江崎教授、小谷教授、山口教授が、防衛力については尾上元空将、兼原氏が、経済力については本田元参与、若田部教授が、技術力については加藤氏がそれぞれ意見を述べています。
 日本すごいではなく、日本はなかなか大変なことになっているからなんとかせなあかん、という感じの内容と思っていただければよろしいでしょうか。

 日本の現状は周辺環境からみてかなり大変な状況であり、ざっと明治維新後の国際環境に戻った感じだと思いますが、それでも日本と世界のために動かないとと思ってしまいます。
 日本を強くするのは世界を安定化させることにもなりますので、是非高市大臣には頑張って欲しいものです。
 この本が出たのが2024年8月末、今が9月22日、自民党総裁選が9月27日という位置です。
 この本を早く読まなければと思っていたのですがかなり内容が濃いので読むのに時間がかかり、総裁選前までにこれを書かなければと思って大変でした。
 高市さんに自民党総裁になって欲しい。
 高市さんが総理大臣にならないとしばらく落ち込みますね。

2024年9月21日 (土)

「草木とともに」(牧野富太郎)

~牧野富太郎自伝

 明治大正昭和を駆け抜けた稀代の植物学者牧野富太郎氏のエッセイ集です。
 植物の話を中心に世の流れに対する苦言なども書いていて、植物の知識だけではなく時代の息吹も感じることができます。
 お茶目な話もあり、なんだか下世話な話もあり。
 読んでいてちょっと楽しくなる本です。

2024年9月 7日 (土)

「有隣堂名物バイヤー岡﨑弘子の 愛すべき文房具の世界」(岡﨑弘子・有隣堂YouTubeチーム)

 YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」(https://www.youtube.com/@Yurindo_YouTube)はMCのぬいぐるみブッコローが書店・有隣堂や本に関係あることないこと面白おかしく取り上げている動画番組です。
 その中で人気なのが、”文房具王になり損ねた女”として出演する岡﨑弘子さんの番組です。
 ひたすらゆるい、ブッコローとの漫才が面白い。
 岡﨑さんは文具愛が大変高く、番組でも時々暴走します。
 そんな岡﨑さんの文具愛をまんたんに入れたのが本書になります。
 普通の文具の本としても楽しめますし、有隣堂しか知らない世界の雰囲気も味わえます。
 丁寧にきれいに作られた本なので、文具に興味のある人は紙の本を買って読んでみてください。
 いろいろ楽しめますよ。

2024年9月 4日 (水)

「[図解]大学4年間の金融学が10時間でざっと学べる」(植田和男)

 金融に関する現代知識を図解でわかりやすくまとめた本です。
 著者は現日銀総裁の植田氏で、総裁になる前に書いたものです。
 金融関係の知識のおさらいというか入門書のような感じです。
 この本の中に書かれていることは、文化放送のおはよう寺ちゃんやニッポン放送のCozy Up、MBSの上泉雄一のええなあの経済系コメンテーターの人々の話を聞いていたら自然に身に付くもので、逆に言うとよい教科書といえます。
 前述のラジオ放送を聞いても勉強になりますが、まとまった知識を確認したいという人にはこの本が向いていると思います。

2024年9月 2日 (月)

「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 25」(森田季節)

 小説家になろうで静かに始まったシリーズですが、段々人気が出て書籍化になりコミカライズが始まってアニメ化にまでなった人気作品です。
 もう25巻にまでなりました。
 スピンオフの小説や漫画もあり、来年にはアニメの2期が予定されています。

 内容は、過労死したOLが異世界に転生して300年、スローライフをするためにスライムだけを倒していたはずが気がつけば世界最強になっていて・・・というもので、たくさんの種族の家族や友人ができ、異世界でドタバタながら楽しく過ごす様子が描かれています。
 小説家になろう特有といえばそんな感じですが。
 ストレスを感じないのんびりした世界でのんびり生きる物語なので、心理的にしんどい展開がなく主人公無双の平和なものですが、何も考えずに読むにはいいものです。

 たぶん意図的にストレスのない作品にしているのでしょうね。
 作者の森田先生は、神戸新聞の非公認キャラ”いまいち萌えない娘”の小説も担当していてかなり多作です。
 なお主力ジャンルは百合小説で、本作も百合小説として読めなくもないですが、たぶん百合というよりもゆるふわな物語が書きたかっただけだと思います。

 ぼーっと読むにはとても良い感じです。

2024年7月21日 (日)

「少女星間漂流記2」(東崎惟子)

 2人の少女が新天地を求めて馬車型宇宙船で星々を渡り歩く物語の第二弾です。
 今回7月の刊行で、前回が3月だったので早いですね。
 16の短編からなる物語で、星ごとにいろいろな事件が巻き起こります。
 様々な作品や文化が背景にありそうで、読む人によってツボが違ってくるかもしれません。
 前作で、銀河鉄道999とか木野の度とかイメージしていましたが、手塚治虫作品も入っているかもしれません。
 とりあえず2巻でひとつ回収した感じですが、続きがあれば読んでみたいですね。
 あとがきが謎ですが読み取れませんでした。
 ワタリが書いたのかしら。

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