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2017年2月26日 (日)

「人口の世界史」(マッシモ・リヴィ-バッチ)

 人口学と歴史人口学のマッシモ・リヴィ-バッチ教授が記した文字通り人口の世界史。
 世界史の流れを人口学の立場から切り込みます。
 著者はイタリア人ということもあり、ヨーロッパから新大陸への人口移動などの影響についてのまとめが詳しいです。
 世界史の本としては訳者あとがきでも触れられているジャレド・ダイアモンド氏の著書などがありますが、リヴィ-バッチ教授が著した本書はもっと歴史人口学的な立場で書かれているので、どこまでわかっていてどこからが解明されるべきことかが整理されています。
 こっちの方が派手さはないけど堅実で教科書的ですね。
 人口の過去、現在、未来についてまとめられていますが専門書なのでとにかく読むのが骨でした。

2017年2月25日 (土)

「銀河連合日本IV」(松本保羽※)

 今回は日本とティエルクマスカ銀河星間共和連合が正式に国交を樹立するするところと温泉旅行がメインです(マテ)。
 信任状捧呈式とか秘密部隊とか派手な動きはありますが、ここでニーラ副局長(地球年齢換算だと女子高校生に相当)が登場します。
 いわゆる天才少女科学者なのですが、この子がこれから重要人物になってきます。
 ある意味この物語のもう一つのアイコンですね。
 ドジっ子ですが…

 この小説はSFものファンタジーものでもありますが、基本は架空戦記です。
 ゲートと同じで、いろいろ目くじらててる人も出てくるとは思いますが気にしない。
 細かいことはいいんだよ!

 マサトとフェルが巡る旅を温かい目で見守っていきましょうか。

※「松」は木へんに船のつくり

2017年2月19日 (日)

「科学嫌いが日本を滅ぼす 『ネイチャー』『サイエンス』に何を学ぶか」(竹内薫)

 サイエンス作家の竹内薫さんが日本の科学の復権を願って付けたこの題名。
 とにかく日本の科学の地位はあまりにも低く、科学への風当たりはあまりにも強いのが現状です。
 このままでは日本で科学を目指そうという人がどんどん減ってしまい、やがては日本が世界から遅れてしまうのではないかという危機感が伝わってきます。
 一方、日本とは異なり米国や英国など海外では科学の地位は日本ほど低くはなく、むしろ高いのです。
 その科学の地位を担うものとして米国ではサイエンスが、英国ではネイチャーがそれぞれ世界を代表する科学雑誌として存在しています。
 第I部ではネイチャーやサイエンスが現在のようになった歴史について、第II部では科学の暗部について、第III部では日本の科学について述べられています。
 特に日本について、第8章のはやぶさと第11章の原発事故のところでは日本の科学があまりにも世論と、より強くはマスメディアに影響される現状への疑問が呈されています。
 面白いのは第9章の英語の問題で、英語を母語としない人は英語に関して表現がどうしても拙くなる点が指摘されています。
 日本語を母語とする人は日本語で思考するのが当然パフォーマンスが良いので、日本の英文科学雑誌が今以上に普及したらよいのにとのこと。
 あと日本人社長が英語でしゃべるとひどく拙く聞こえるケースがあるので、それくらいだったら一流の通訳を使って発信した方がかっこいいのに、というくだりには大いに頷くところです。

 本当に日本での科学の地位はもう少し、いやだいぶ上げないといけませんね。

2017年2月12日 (日)

「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.13」(聴猫芝居)

 今回で13巻目、オンラインゲームを現実で扱うという作風でここまで続くとは思っていませんでした。
 物語中では2年生の5月。
 ネットゲームではギルド・アレイキャッツを中心した連合パーティーでレイドに挑戦することで盛り上がっています。
 リアルでは生徒会長選挙が行われ、ネトゲ部では唯一まともとされているセッテが立候補することになります。
 そして1年生からも一度ネトゲ部に来たことのある涼香ちゃんが立候補。
 一方ネットゲームではレイドが難航。
 全体を指示できるコマンダーモードでレイドボスに対抗する手段に出ます。
 何名かのポンコツコマンダーの後、満を持してセッテ登場。
 セッテはレイドボス討伐と、リアルの生徒会長選挙とを乗り越えることができるか。

 今回はセッテこと秋山さん回です。
 アプリコットと違った意味で無敵に見える彼女の奮闘が見ものです。
 そして地味に瑞姫とみかんがいい動きをしていますね。

 それにしても今回のレイドボスとかギミックとかパーティー編成とか、FF14が半分以上入ってないですかね。

2017年2月 8日 (水)

「声優語 ~アニメに命を吹き込むプロフェッショナル~」(藤津亮太)

 11人の声優に対してのロングインタビューをまとめたものです。
 それぞれの声優の経験や考え方、感じ方について触れられています。
 読んでいて感じたのはどの声優も他者との関わり方を大切にしているということ。
 皆傷つき励まされながら歩んできたのだなと。
 声優の方々は他者とだけでなく自らとも闘っている。
 だから私たちは魅せられているのだなと感じるのです。
 ぜひ第二弾もお願いします。

2017年2月 5日 (日)

「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」(田中圭一)

 うつというのはやっかいで、その状態にならなければなかなか理解されないことが多いのです。
 今回自身でうつの経験がある漫画家の田中圭一さんが他の人の経験も含めてうつのことを描いています。
 作者も言っているように学術的なものではありませんが、いくらか目安になるのかな。
 各話とも心に残るエピソードとなっています。
 個人的にはゆうきゆう先生の回や一色信幸氏の回の最初のページが気に入っています。
 ひょっとすると誰かの助けになるかもしれない。
 そんな本です。

2016年12月29日 (木)

「女騎士、経理になる。(2)魂の負債」(Rootport)

 女騎士、経理になる。の第2巻。
 女騎士、黒エルフ、司祭補の女性3人組が主人公側ですが、その他にもいろいろ面白い人物が登場しています。
 帝都銀行の秘書や財務大臣などライバル側も単に主人公側を邪魔するためだけに活動しているわけではありません。
 とはいえ話の進行上、実質お互いを邪魔だと思い合っているのですが。

 さて、この巻では女騎士は船舶レースに出場するため黒エルフや司祭補たちと別行動になります。
 そして残された黒エルフたちの方では、地動説やらギャンブルやらの騒動に巻き込まれていろいろ大変なことに。
 簿記の知識を入れ込みながら話が展開していきます。

 最後の著者のあとがきは東西のお金に関する意識の違いです。
 関東関西あるある。

2016年12月25日 (日)

「北の砦にて 3」(三国司)

 北の砦でかわいい雪の精霊の子供ミルフィリアの行動を観察するだけの小説第3巻。
 今回は二人目の女騎士が登場。
 そして木の精霊も。
 単にミルのかわいさを眺める本です。
 何も考えずに読むのがコツで、内容に何かを期待してはいけません。
 付録の絵日記が秀逸。

2016年12月18日 (日)

「ゼロから始める魔法の書VIII -禁書館の司書-」(虎走かける)

 しずまよりのりイラストのぜかまし第8巻。
 7巻で、泥闇の魔女の悪魔召喚により世界の半分が崩壊してしまいました。
 これに対して、ゼロたちは教会騎士団とまさかの同盟を結んで北の地の祭壇へと向かいます。
 とはいえ魔女と教会が相容れるはずもなく、集団はバラバラになってしまいます。
 事態を打開するために、ゼロ、傭兵そしてこの隊の隊長たちは悪魔の住まう禁書館へむかいます。
 禁書館では何が起こっているのか、ゼロたちはこの状況をどう乗り切るのか。

 ゼロと傭兵の掛け合いが相変わらず楽しい。 
 そして最後のセリフは、いろいろひっくり返してくれます。
 9巻、はよ。

 そして2017年春に、ゼロから始める魔法の書がアニメ化です。
 http://zeronosyo.com/

 これは楽しみ。

2016年12月 6日 (火)

「女騎士、経理になる。(1)鋳造された自由」(Rootport)

 120年前―。
 新大陸を発見した「人間国」の人々は、大船団を率いて植民を開始した。
 新天地は豊かな実りをもたらし、飢餓と貧困は過去のものになると思われた。
 しかし入植地の西方、山脈の向こうには”魔族”たちが暮らし独自の文化・社会を発展させていた。
 人間たちは魔族の居住地域を「魔国」と名付け、討伐軍を派兵した。
 こうして、人間国と魔国との100年を越える戦争が始まった―。

 という設定で始まりますが、話は女騎士がいきなりオークにとらえられて「くっころ」の状況から始まったりします。頭痛い。
 ところが本書ではオークは女騎士を経理のお姉さんとして教育しなんと簿記2級をとったりします。
 この初期設定で、人間国に戻ってきた女騎士が周りの人間を巻き込みながら簿記の知識で課題をへし折って進む物語、というのが本書の特徴です。

 書式は「まおゆう」と同じ様な会話テキスト体で、好みが分かれるところかな。
 とにかく簿記の副読本ともいえる本書、なかなか侮れないと思います。
 これを読んで簿記やってみようかな、と思う人が増えるといいな。

 最後に著者のあとがきも一読した方がよいでしょう。その最後を引用して締めます。

<私たちの生きる社会がお金に支えられている以上、お金についての知識はどれほどあっても邪魔にならない。お金については、詐欺まがいの本やウェブサイトも珍しくない。だからこそ、お金について学びたくなったとき、最初の一歩は複式簿記であるべきだと私は思う。>

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